無事一時帰宅もし、病院の外を歩けるようにもなり、身の回りのことも出来ることが増えてきて、そして、倒れてから丸二か月が過ぎ、6月に入りました。
この頃になると、私は徒歩での移動が普通になり、病棟内を、10周以上歩けるようになっていました。
何度か外出もし、病院の外を歩きましたが、30分歩くと、疲れで脚が上がらなくなってくるのが分かりました。
スタミナを付けることが、これからの課題の一つでした。
病棟を歩けるようになり、エレベーターの使用も許可されましたので、病院1階にある新聞の自動販売機で、一日おきに新聞を買って読みました。
普段は読み飛ばしてしまうような部分まで念入りに目を通して、ゆっくりと読んでいきました。
入浴も、別のフロアにある、個人で入浴する浴室に一人で入浴していました。
OTさんからは、この頃、あることを言われました。
「退院することを現実的に考えて、やるべきことをやっていきましょう」
日常生活、仕事、通勤、着替え、掃除、そういう、退院したら一人でやらなければならないことを、現実的に想像して実行していこう、ということです。
そして、この頃、主治医の先生からも、7月の退院を目指してリハビリをしていこう、と目標が提示されました。
同時に、職場復帰が可能かどうか判断するために、自分が働いている会社の社長に来てもらって、自分の様子を見て貰うことになりました。
7月に退院しても、しばらくは自宅療養して、お盆明けくらいから週に2.3日ずつ、1日3時間くらいから出社するような予定が組まれました。
中小企業が余り景気が良くない中で、こうした対応をしていただけたことは、本当に有難いことでした。
普通なら、解雇されても不思議ではない状況でしたから。
ただ、体の状態は、回復してきているとはいえ、まだまだ不完全でした。
私は右利きですが、足、腕とも、右に失調が残っていて、右足の筋力や操作性が悪く不安定でした。
そこで、リハビリスタッフとも相談して、より実践的なリハビリ内容を取り入れることにしました。
STさんとは、購入した新聞記事を音読して、レコーダーで録音して確認してみることにしました。
PTさんからは、片手で新聞を一枚ずつめくる練習をしよう、と指示されました。
OTさんのリハビリでは、洗濯物を干す練習や、床の掃除の練習、料理の実習をしました。材料を購入して、料理して、リハビリスタッフの皆さんに食べて貰いました。(ちなみにパスタとスープを作りました)
そして、6月11日、リハビリスタッフと主治医の先生との面談で、退院予定日が設定されました。
6月30日。
3月28日に倒れて、3か月ぶりに自宅に帰る日です。
目標は決まりました、後は、それに向けてやるべきことを決めて、実行するだけです。
■参考HP
・「病気休職からの復職」
[2015.2.21]